荒井沢緑栄塾楽農とんぼの会 会則

1.名称 
  当会の名称を「荒井沢緑栄塾楽農とんぼの会」とする。略称として「緑栄塾」を使用す る。
2.所在地
  当会の所在地は会の代表または事務局の住居とする。
3.目的       
 (1)里山を守る
  里山の自然と文化を知り、荒井沢の里山保全に努める。
 (2)農を楽しむ
  農地保全に努め、農作を楽しみ、会員の心身の健康向上を図る。
 (3)地域と交わる
  里山の美しさと農作業の楽しさを市民と共にし、地域との交流を図る。
4.活動
 (1)当会は目的達成のために次の活動を行なう。
  ・農地保全のための援農作業と会員の自主的な農作業活動
  ・里山の環境を守り、地域の整備を行なう活動
  ・行政と各施設および他の市民団体との交流とボランティア活動
  ・農園運営のための管理活動
  ・会の活動状況の広報
  ・会員相互の親睦と健康増進
 (2)活動にあたっては、4F(フラット・フレキシブル・フランク・フレンドリー)と5C (できる人が、できる事を、できる時に、できる場所で、できる分だけ)を基調にする。
5.会員 
  当会の目的に賛同し登録された人を持って会員とする。
 (1)定常的な活動に参加する会員を正会員とする
 (2)イベント等に参加する会員を準会員とする。
6.会費       
  (1)正会員は1世帯3,600円の年会費及び臨時の参加費(イベント開催など)を支払う。中途 入会の時は年会費の月割額を支払う。退会の時の会費は返還しない。
  (2)正会員はボランティア保険料を支払う。
  (3)準会員は1世帯1,200円の年会費及び臨時の参加費(イベント開催など)を支払う。
(4)入会金は正会員のみとし、1世帯2,000円とする。
7.世話役       
  会は次の役割を担う世話役をおく。
  ・代表        会の代表             1名
  ・副代表      代表を補佐し、代行を選出     若干名
  ・農事役      農事の企画・推進・指導     若干名
  ・環境保全役  里山環境の整備と指導         1名
  ・施設資材役  施設資材の管理と安全管理        1名
  ・催事役      催事計画の立案と実行         1名
  ・リクルート役 会員募集と新入会員指導          1名
  ・事務局       会の事務及び広報         若干名
  ・会計        会の経理               1名
  ・会計監査     会の会計監査             1名
8.世話役の任期と選任    
 (1)世話役の任期は2年とし、再任を妨げない。
 (2)世話役は、自薦と本人の了解を得た他薦によって総会あるいは寄合で選任する。 
9.会員の役割  
  会員は、畑番・担当・ワーキンググループで次の役割を担う。
 (1)畑番は2名で行い、担当月の畑作業の指揮・管理を行なう。畑番は総会あるいは寄合で指名されることで選任される。
 (2)担当は世話役の業務の中で、特定の分野の業務を遂行する。担当は総会あるいは寄合で指名されることで選任される。
 (3)総会あるいは寄合でワーキンググループのメンバーに選任された者は、課題遂行のために協力し、特命事項の課題を遂行する。
10.アドバイザー・顧問        
  当会の運営に関して必要な助言・支援を行うアドバイザーと顧問をおく。
11.世話役会議
 (1)世話役会議は、世話役によって構成される。
(2)世話役会議は会の活動計画ならびに運営課題を審議し、解決への方向性を示し、寄合または総会に提案することで会運営の促進を図る。
 (3)世話役会議は、参考人を招き、その意見を聞くことができる。
12.寄合    
 (1)寄合は会員を対象に、上期と下期に行なう寄合と必要に応じて畑で行なう畑寄合を設け、開催する。
 (2)寄合は会運営に必要な活動計画と運営課題について世話役会議から提案を受け、課題を審議・承認し、会の運営促進を図る。
 (3)寄合では、会員は意見交換や提案を行い、会運営に会員の要望を反映させる。
 (4)寄合の案件は出席者の過半数の賛成により承認される。
13.総会
 (1)総会は年1回開催する。但し必要に応じて代表は臨時総会を招集する。
 (2)総会は次の事項を審議し、決議を行なう。
  ・年度活動報告     ・年度予算
  ・年度会計報告     ・世話役の選出
  ・会計監査報告     ・会則の改正
  ・年度活動計画    
  ・その他運営に関する事項
 (3)総会の案件は出席者の過半数の賛成により承認される。
14.会計     
  当会の会計は,会費とその他の収入をもって行う。会計年度は毎年2月1日より翌年の1月31日までとする。
 会計処理については、別途会計細則を定め、行なうこととする。
                                                   〔付則〕            
  本会則は2006年4月1日より施行する。
  2012年7月1日に会則を改正し施行する。
  2019年2月24日に会則を改正し施行する。
  2021年2月28日に会則を改正し施行する。

緑栄塾の活動と運営

<活動内容>

農を楽しむ(写真は初期の「いこいの広場」)

活動の柱:『里山を守る』『農を楽しむ』『地域と交わる』
・荒井沢に広がる里山で緑の栄える活動をしよう
・楽しく農作業を体験し、緑の中で極楽とんぼになろう
・地域との交流や福祉活動を通して心豊かな社会づくりに貢献しよう

畑作業 (風土に適した伝統農法・作物を通じて里山の保全を目指す)
★作物:伝統農法を学びながら、荒井沢地区で従来から栽培されていた作物(小麦、サツマイモ、ジャガイモ、ソバなど)を主要作物として栽培。
★畑への関わり方:地主さんの「農地管理のお手伝い」。
★周辺農家との関わり:周辺農家の方々の作業に迷惑をかけない活動。折にふれアドバイス等の拝受。
★里山景観の保全:「里山景観の保全」のため、畑地を細切れにしないで、全体を共同で管理するいわゆる「市民農園」とは異なる方式で運営。

地域との交流
★地域の福祉団体とジャガイモ掘りやサツマイモ掘りの開催。
★そば・うどん打ちなど収穫物の加工をして、賞味の会や施設への訪問など、会員の技能向上と同時に地域との交流を実施。
★区民まつりでの農作物を通した交流等。

<担当世話役制度で運営>

会の基本方針:『4Fと5C』
会の運営方針(4F):フラット=平等に、フリー=自主的に、フレンドリー=仲良く、フレキシブル=柔軟に
・会員の行動指針(5C): 運営に必要なことを、できる人が、できることを、できるときに、できる場所で、できる範囲で行う
・参加者の時間と体力と関心事に応じて、自主的に参加することを旨としています。

代表、副代表、事務局:渉外(行政・各種関連施設・各種団体交流事業)、事務一般(企画・調整・会議開催・事務管理・連絡・記録、会報発行、ホームページ公開)。
会計:予算策定、執行、管理等。
担当世話役
学習指導役:新会員ガイダンス、基礎技術指導、会員スキルアップ指導など。
・農事役:農事全般の企画・計画、作付・輪作計画の策定、作業計画・作業采配。
環境保全役:環境整備、里山の緑地保全、畑地周辺の緑保全采配、里山を活かした活動(落ち葉かき、雑木利用など)、近隣農家支援、近隣農道清掃など。
催事役:催事計画の立案・実施・采配等。
施設・資材役:楽農庵・物置の整備・収納管理、備品、資材購入、記録(棚卸し)。
畑番:当日の作業計画に沿う作業・学習・催事の進行、安全確保の指示、畑番記録(日誌・写真)の作成等。

緑栄塾Q&A

緑栄塾に関心をお持ちの方、入会を考えておられる方向けにQ&Aを作成しました。ここにない項目は問い合わせフォームでご質問ください。

質問答え
①活動日と集合場所について日曜日のみの活動です。雨の場合は朝6時頃に作業中止のメールが発信されます。その場合、水曜日に振替作業を行います。活動時間は午前9時から午後2時までをコアタイムとしており、作業が順調な場合は昼食後に解散することもあります。
朝は駐車場がある庭に午前8時15分頃に集まり、8時30分頃までにおおくぼの畑に向かって出発します。おおくぼの憩いの広場で9時から朝のミーティングを行います。
②服装と持ち物について畑で作業するための服装をお願いします。直射日光が強いので帽子をかぶり、長袖のシャツを着てください。靴は長靴か地下足袋が好ましいです。作業手袋は手の平がゴム引きになったものが軍手より泥が入りません。持ち物は弁当と飲料、それに2ℓのペットボトルの水を会のため(水やりや農具洗い用)に持ってきてください。
③車で来ることはできますか畑主さんの空家の庭を会の駐車場として利用させてもらっているので可能です。多くの車が利用できるように注意事項を聞いて駐車してください。駐車料金はかかりません(駐車場として利用するお返しとして家の周りの草刈りをしています)。
④入会はいつするのですか最初の2~3回は畑に見学に来て様子を見て下さい。入会する決心がついたら事務局の担当に申し出て下さい。会費はその時点からになります。
⑤欠席する時に届けは必要ですか欠席届けの必要はありません。その日の参加者数は朝のミーティング時に初めてわかることになります。ただ、遅刻・早退の場合は畑番に伝えてください(野菜の収穫・頒布の都合があります)
⑥どんな作物を作っているのですか緑栄塾の作物は週1回の農作業でできるものから選ばれています。芋類(ジャガイモ・サツマイモ・サトイモ・ヤマトイモ等)、穀物類(小麦・そば)の他、葉物野菜は主に秋・冬にブロッコリー、白菜・ホウレンソウ、シュンギク等を栽培しています。(詳しくは作付計画を参照してください)
 
⓻農機具は必要ですか農機具は会に全てありますので、個人で持ってくる必要はありませんが、剪定バサミはあると便利です。緑栄塾の誕生時と創立10年目の2回、栄区から助成金を受けて多くの農機具を購入することができました。鋤・鍬から耕運機、刈払機、自走式運搬機等のエンジン付き機械もあります。
⑧過去に農作業をしたことがありません。どうやって農作業に取り組んだら良いですか会員は都会育ちで農作業を経験していない人が多く入会しています。皆さん緑栄塾の農作業の中で、農作業の楽しみを見つけていきました。大切なのは自分の独断で農作業をしないことです。簡単な作業でも先輩会員の指導に従って農作業を行なってください。
⑨緑栄塾はどのようにしてできた団体ですか詳しくは「緑栄塾の歴史」に書いてあります。栄区役所が荒井沢の農家の方に呼びかけて高齢で耕作できなくなった農家の方の畑を提供してもらい、一方で、その畑で農を楽しむ援農ボランティアを募集し、集まった人達が作った団体です。最初は栄区から人的・資金的援助を受けつつ、3年間で一人立ちし、今にいたっています。1996年に創立し、2016年に20周年を迎えました。
⑩耕作している畑は、どこから借りているのですか緑栄塾が耕作している畑は農家の方から借りている訳ではありません。農家の方が種々の事情で耕作できなくなってしまった農地を農家の方の指導のもとに援農作業を行い畑を耕作するという形をとっています。現在は、三軒の地主のご理解によって私達は農作業を楽しむことができています。
⑪畑でできた作物はどうしているのですか緑栄塾は援農団体なので、作った作物を市場で販売することはできません。そのため収穫した作物は参加した会員の数に分けて有償頒布しています。